SANDII　LIVE

○　1998.12.24 CLUB QUATTRO (SHIBUYA TOKYO）

"Hawaiian X'mas"


・演奏開始19時05分頃、終了21時すぎ


●　 三年ほど前にサヨコのライブに来て以来のクラブ・クワトロ。
アルバム「サンディーズ・ハワイアン・クリスマス」が期待以上の出来であった中でのクリスマス・ライブ。
開演３０分前くらいにクアトロ前に着くと、当然のことながら、すでに開場からしばらくたっているようで、階段には列はありませんでした。
クリスマスアルバムの感じからして、もしかしたら、ステージには、ピアノが、ど〜んと真ん中にあって、サンディーがしっとりと歌い上げるなんていう感じもありかな、などと思いながら、階段を上がりました。
場内に入ると、中央に大きな布が、一枚。シンプルなステージで。両サイドがそれぞれ２人分ずつのミュージシャンスペースになっており、どちらかというと、いつもの雰囲気でした。

約２時間のステージは、サンディーとファミリー総出演の歌、演奏、踊りが中心でしたが、聴きものは、中盤のサンディーのボーカルをメインにした部分でした。

「ワイキキ」や、ラウンジっぽさをかもし出したエレクトリックピアノの演奏のみの「ザ・クリスマス・ソング」などは、いままでちょっと向こうの方にいたサンディーがぐっと迫ってくるようなボーカルと演奏で、さすがサンディーという感じのものでした。もっと、こういった感じの歌と演奏をたくさん聴きたかったな、という感じがしました。

「ベスト５」発表直後で、その結果が、どの程度反映されるのか、といった期待もあった今回のライブですが、演奏曲目は、ハワイ関連アルバムからのもので、アジア系アルバムからの曲は、中盤のインストルメンタルコーナーで演奏され、アンコールの時にも、ちらっとテープで流れた「エブリシング・アイ・ノウ」くらいでした。

で、ＭＣからすると、まだまだハワイシリーズは、続きそうな感じ。

沖縄あり、ブラジルあり、アフリカあり、と、いろいろなジャンルを消化しながら、自分らしさを出しているハシケンのステージを見るにつけ、また、今回のステージでサンディーのボーカルをメインにした曲のすばらしさからして、あらためて、サンディーに、「歌う兼高かおる」の本領をもっともっと発揮して、幅広い音楽を聴かせてもらいたいな〜、と思った年の暮れでした。

それにしても、ステージ前半と、中盤のサンディーのボーカルを中心としたあたりで、ドリンクサービスコーナーから聞こえてきた氷をがしゃがしゃとやる音には、閉口しました。
もうちょっと、気を使ってやってよね。＞クアトロ

そうそう、アンコールのステージでは、いままで調整卓にいた久保田さんが演奏に参加して（ハープみたいなやつ）サンディーと久保田さんで作った「キティーズ・クリスマス」を聴かせてくれました。とってもほほえましい歌と演奏でした。

1998/12/27