AL KOOPER ALBUM

国内盤タイトル：早すぎた自叙伝

1. A Possible Projection Of The Future
　　　 - A.Kooper
2. The Man In Me
　　　 - B.Dylan
3. Fly On
　　　 - A.Kooper
4. Please Tell Me Why
　　　 - J.Cliff/G.Bright
5. The Monky Time
　　　 - A.Kooper
6. Let Your Love Shine
　　　 - A.Kooper
7. Swept On You Baby
　　　 - W.Robinson
8. Bended Knees (Please Don't Leave Me Now)
　　　 - A.Kooper
9. Love Trap
　　　 - A.Kooper
10. Childfood's End
　　　 - A.Kooper

　　・Produced by Al Kooper

●　このアルバムが発売されたころは、まだ、外国のレコード（当時はＣＤなどない）は日本発売まで時間がかかり、待ちきれないファンは、ごひいきのアーティストのアルバムを輸入盤扱い店（ヤマハ、ＣＩＳＣＯなど）で探して買ってました。（値段は国内盤よりずっと高かったので、聴かなくなったレコードは中古レコード屋さんに売って、また、新しいのを買うと行ったこともしばしば、だったような気がします。あとは年数回ある輸入盤バーゲン、ねらいでした。）

そのとき、音楽好きの仲間でやっていたミニコミ紙に、このレコードの紹介（？）などというものを書いているのを、昔の資料を整理しているときに見つけました（輸入盤を聴いてのもの）。内容的には、いったいこれが紹介になっているのかどうなのかはわかりませんが、このころ聴いたいろいろな音楽が、今の私にとっても、結構影響大きい、と思いますので、以下にそれをのせてしまいます。（多少修正してありますが、ほとんどそのままです。）よろしかったら、どうぞ。

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・ファン（不安？）待望のアル・クーパーのニューアルバムは”ア・パッシブル・プロジェクション・オブ・ザ・フューチャー”（未来への可能な投影・幼年時代の終わり）という、おじいさん（これはアル・クーパーが化けているという話だ）がカバーになっているレコードでありますよ。ブルース・プロジェクト時代”プロジェクション”というアルバムがあるけれど関係あるのかな。
　このＬＰ、いつものようにアル・クーパーのワンマンショーでありまして、これといった変化はないのですが、まだ”アイ・スタンド・アローン”のイメージを持ってアル・クーパーを聴いている人はあせってしまうので注意してください。
　最近は、以前にもまして、アル・クーパーはソウルフルになってきまして、どのＬＰでもＲ＆Ｂナンバー をとりあげておりますが、今回のＬＰではカーティス・メイフィールドの”モンキー・タイム”という曲をやっております。これは、おそらくアメリカで初のアルクーパーのシングルになるのだそうでありまして、これでアル・クーパーが電波で飛ぶかというとそうでもないだろうと思うのです。
それから、クーパーさんは、ＬＰではＲ＆Ｂっぽい曲を多く取り上げていますが、コンサートではギター一本もって来て、カントリー・アンド・ウエスタンなどをやっているんだそうで、これはいったいどういうことなんだろうか、と思ったりしてますが．．．。

〜　あるクールな男の話　〜
　”モンキー・タイム”と”スウェプト・フォー・ユー・ベイビー”がなかなかいいね。あ、それ、オリジナルじゃないの。曲（きょく）がいいんだね！。

　　↑
（もちろんジョーダンだと私は思うのだが）


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アル・クーパーのボーカルは、今聴いても、決してうまくありませんが、味があります。ソウルフルだと思います。
いいうたがたくさん入ったこのアルバム。なかでも、ディランの「ザ・マン・イン・ミー」は、ザ・バンドの「アイ・シャル・ビー・リリースト」並にいいです。
あと、「モンキー・タイム」「スウェプト・オン・ユー・ベイビー」は、いい曲です。（くやしいけれど、みんな、他の人が作った曲ですね。でも、このアルバムを聴いていると、その曲が、オリジナルかどうか、なんて、関係ないことだなあ、と思います。アルにとっても、もちろん、私にとっても。）