2002.06.15 吉祥寺スターパインズカフェ
(KICHIJYOJI TOKYO)
●ここのところ私的にはアコースティックな感じが多かったハシケンさん。今日は久々にスターパインズカフェでバンドスタイルライブです。
・MEMBER
ハシケン（Vo.G他）
宮田繁男（Ds）
松永孝義（B）
高田漣（Steel-G他）
福島ピート幹夫（Sax）
関口シンベ新一郎（Tp）
高木克明（Sax）
ウメザワノブユキ（Tp）
佐藤五魚（Key）
アサクラシンジ（Per）
MITCH（ダンス）
・演奏曲目
- エロ瀑布
- セッション
- 気楽にラフにクール
- 無題（情熱？）
- 夕映え
- ハニー
- まんま節
- エイチャー
- 走る人
- 存在しない
- Shake Me,Shake You
- 乳のみほせ
- 稲スリ節
- ワイド節
- 窒息金魚
〜アンコール１〜
- アクロス・ザ・ユニバース
- For You
〜アンコール２〜
- ぴちゃぴちゃ
●太田さんとのデュオ、パワーオブソングスとアコースティックライブが続き、ハシケンさんを椅子に座って聴くという形が続いたのですが、今日は一部に椅子席はあるものの基本的にはスタンディングです。
ハシケンさんがお礼をのべ、メンバーとともにステージを降ります。しかし、再び起こるアンコールを求める会場の拍手、手拍子。
６時４０分くらいに会場に着くと、まだ、さほど客席に人は多くなく、左手前のテーブルのあるところに居場所を確保しました。
今日はバンドスタイル、メンバーが多いため、ステージは、機器などがいっぱいに埋め尽くされていました。
開演時間に近づくにつれ、お客さんはどんどん増え、定刻の７時半すぎには、フロアにはお客さんがいっぱい。なんとなく気持ちがどきどきし始めます。
定刻よりやや遅れて、客電が暗くなり、場内にはラテンぽい音楽が。ステージはまだ暗いまま。そのなかをステージ後方から、白いシャツを着たハシケンさんが赤っぽいギターを持って登場。「お待ちどうさまでした。ハシケンです。」に会場から拍手〜。
注目の１曲目。今日はバンドスタイル、一気にがーんと行くか、と思いきや、スタートはハシケンさんのギター１本で「月の河」です。
ライトに浮かび上がるハシケンさん。響き渡るボーカル。まるで『パワーオブソングス』の第３弾のオープニングかというくらいのボーカルパワーです。
続いての２曲目は、ギター１本で「エロ」（後ほどのＭＣで「エロ瀑布」に改題されたことが判明。）。エレキの様なアコースティックギターのソロから始まった「エロ幕府」、歌うハシケンさんだけにスポットが当たる中、ステージ奧から、バンドメンバーが、少しずつ自分のポジションに。
そしてステージがパッと明るくなり、バンドサウンド炸裂だ〜。タテに揺れるお客さん。バババババッというエンディングに、大きな拍手。
立て続けに３曲目。ハシケンさん、タンバリンを持って「セッション」に突入。お客さんはもう手拍子、手拍子、ノリノリ状態。漣さんのスティールギターソロ（かっこいい）に、炸裂するホーンセクション。曲が終わってハシケンさんの「どうもありがとう、おまちどうさまです。」にさらに大きな拍手。
そして一瞬の静寂。
４曲目は、「気楽にラフにクール」。ハシケンさんのギターとボーカルからはじまり、それにかぶっていくバンドサウンド。バチバチ響く宮田さんのドラムス。ボーカルも絶好調。
今日はほとんどＭＣもなく立て続けに５曲目へ。シンセサイザーのソロがスケールの大きさを感じさせるこのうたは、確か、題名は決まっていないけれど、「情熱」という仮の題がついているうたでしたっけ。ホーンセクションのパパパパパパッに合わせて一緒に歌うハシケンさん。パワーたっぷり、ポップなメロディーが印象的でした。
ここで１曲、バラードを、という６曲目は「夕映え」。五魚さんのキーボードにボーカル、それにかぶっていくホーンセクション。スローな展開。そのあと、パッと盛り上げ最後は五魚さんのキーボードでしっとりとエンディング、というのがにくい。歌い終わって、客席からブラボー！の声。
続いての７曲目は「ハニー」。おなじみのラルク・アンシエルのカバーです。ラテンぽいリズムにのせて、口を大きくあけて、なんかうれしそうに歌うハシケンさん。よこにゆっくり揺れるお客さん。
８曲目は「まんま節」。お客さんとのコールアンドレスポンス。今日はワールドカップ期間中のためか、なんとなく、いつもよりキーが低く男っぽさが強い感じも（サッカースタジアム風）。でも、とてもいい雰囲気。思わずハシケンさんも「うまいっ」とひとこと。終わると大きな拍手が。
９曲目の「エイチャー」。エコーが効いたボーカル。それにサウンドエフェクトがかかる。力強いドラムスとキーボード。シンプルで力強いサウンド（ポリス風）です。ハシケンさんのワンツースリーで始まるホーンもサウンドエフェクト。迫り来るくる音。そこからふっと浮き上がってくるハシケンさんのボーカル。今日のアレンジは、すごいぞ。
「エイチャー」が終わって、ここで、ハシケンさんと漣さんのトークショー。６月２６日発売の漣さんのアルバムの話題、や漣さんのウクレレ教室の話題で、話はほんわかと盛り上がる。しばしの２人のトークショー（太田さんの時とはまた違った雰囲気の）でした。
トークショーに続いては、この形でやるのは久しぶりという１０曲目は「走る人」。ホーンセクションもコーラスに参加して走る走る。快調に。
ここで、サッカーサポータースタイルでMITCH姉さん登場しての１１曲目は「存在しない」。MITCH姉さんが飛ばしたサッカーボール（風の大きなボール）も場内をぽんぽん飛び回り、場内沸きに沸く。MITCH姉さんの不思議なダンスでさらに盛り上がる、盛り上がる。
その後は、さらにさらにパワーアップ。「Shake Me,Shake You」からパーカッションに笛も加わってサンバスタイルの「乳のみほせ」。赤っぽい照明に照らされたバンドメンバーの前に白っぽい照明にあたるハシケンさんがうかびあがる。高木さんのサックスソロ（サッカーの日本のユニフォームを着て演奏！）もかっこいい〜。
そして「稲スリ節」。そしてさらに「ワイド節」へと続く。今日の「ワイド節」コールアンドレスポンスは、”ササ、ササ、ササ、ハイ〜”と”ハイ〜”が力強く客席からステージに返されます。会場はさらにさらに盛り上がる。もう、汗びっしょり。
そしてラストナンバーは、「窒息金魚」。盛り上げた後の聴かせる１曲です。いいですねえ。宮田さんのドラムソロで曲が終わると、会場から大きな拍手。
さらに続いてアンコールを求める拍手、手拍子。それに応えてハシケンさんが登場です。
せっかくなのでバンドで、今日初めてやる曲を、と、ビートルズのナンバー「アクロス・ザ・ユニバース」。日本語詩（ハシケンさんの作かな？）に英語詩を混ぜて歌われました。ビートルズナンバーもハシケン節に変身です。
そして、それに続いては、『フル・スイング・セッション』で共演しているピアニスト板橋文夫さんの曲にハシケンさんが日本語の歌詞をつけた「For You」。いいうた、いい曲です。心にしみます。たまりません。是非、次のアルバムには入れて欲しいなあ、と思う１曲です。
それに応えてハシケンさん、そしてバンドのメンバーが再登場し、大きな拍手。
アンコール２回目のナンバーは「ぴちゃぴちゃ」。今日はホーン入りの「ぴちゃぴちゃ」です。いいですねえ。大きな声で一緒に歌っちゃいました。そしてとっても楽し〜。今日にふさわしいエンディングでライブはおしまいです。
いや〜、よかった、楽しかった。あっという間の２時間でした。
で、バンドとしての次のステージは、８月１２日の寿町だそうですが、その前に、ハシケンさん、板橋文夫さん、太田惠資さんの３人による『フルスイングセッション』が（７月２３日スターパインズカフェ）。これも見逃せません。両方とも平日だけどなんとかいけるようにがんばろ〜。
そして、今日は、予告されたちょっとうれしいおしらせ、お預け、となりましたが、それも、次回のお楽しみ、ですね。
2002/06/16
（2002/06/17・18コメント追加）