●アルチューランって何？
チラシをみると 「アルチューランはダンスと映像音楽をミックスしたバンドです。耳や目はもちろんのこと全身がビリビリと感じさせるライブをお見せします」という。
去年もアルチューランのライブは行われていたのですが、見ることが出来ず、アルチューラン初めての私は、はて、どんなライブが繰り広げられるのだろうかとの、気持ちを抱きながら、会場のスターパインズカフェにむかいました。
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・MEMBER MITCH （ダンス、ボーカル） 今福知巳（コントラバス、ベース） つの犬（ドラムス） −ゲスト− 佐藤五魚（キーボード、ターンテーブル） 太田惠資（バイオリン、ボーカル） ハシケン（ボーカル、ダンス） 大熊亘（クラリネット） 木村さん（ダンス） 映像担当スタッフ |
●会場のスターパインズカフェ。普段のライブでは、奧にステージ、そしてその手前側が各席（椅子とテーブルがあったり無かったりしますが）という形なのですが、今回は、その客席スペースの前方にステージより低い高さで四角いダンス用のステージが設けられ、それを取り囲む形で椅子とテーブルが置かれていました。また、ステージの楽器類もステージいっぱいに配置されるのではなく、客席からステージに向かって右側にやや寄った形で配置されていました。ひとつ上のＢ１フロア（スタパはメインフロアはＢ２フロア）には映写機がスタンバイ。
仕事の切り上げのタイミングを図りながら、ここだ〜、というところで会社を出たのですが、それが結構早いタイミングで、開場して間もないスタパに到着。まだ、人も少なく、ちょうど開場で出会ったハカセさんに「まつばらさん、かぶりつきで見ましょうよ」と声をかけてかけて貰ったこともあり、ダンス用ステージすぐ前のところ（と階段より）に座ることにしました。
待つこと、数十分、通常のライブなら、まあ、どのように始まるか、なんとなく、予想がつくのですが、はじめて見るイベント、さあ、どんなのか、となんとなく落ち着きません。
場内の照明が徐々に消え始め、ステージ奧からMITCH登場。黒っぽい運動着、頭には炭坑で働く人がつけるようなライト。
で、ラジオ体操第１がはじまりました。いや〜MITCHさん、よく身体が曲がりますねえ。身体をくねらせるのに合わせて、うごくライトに照らされて明るくなる場内、人の顔、ミラーボール。で、ラジオ体操第１が終わると、ラジオ体操第２のイントロが流れてすぐ止まる。
こんな感じで始まったアルチューラン、ハシケンさんが取ったという映像。そして、スクリーンが上がって、今福さん、つの犬さん、佐藤さん、太田さんに寄るプログレっぽい、フリージャスっぽい感じもする演奏が続きました。そして、映像。MITCHのダンスと続き、最後は客席に「休憩」のボートを示し、第１部の終了。切れ目のないダンス、映像、演奏のミックスされたステージを固唾を呑んで見聴きしていた観客は、ここで、初めての拍手。ステージが明るくなると、「フー」という声（おーすごかった〜、ッというような感じの）も聞かれました。どちらかというと、第１部は、重厚な感じ。
さて、しばしの休憩を挟んでの、第２部は、MITCHのうたから始まりました。今度は、長い髪のMITCHです。歌われるうた、題名はわかりませんが”あなたの夢はかないましたか”といったような内容。演奏メンバーは、白い服を羽織って、第１部とはちょっと趣が違います。
その後の演奏では、太田さんの本領発揮、新大久保ジェントルマン、アドルフワハハさんの「オタのトルコ」風のバイオリンや、あのボーカルなども聴かれる、いろいろな音楽の要素が含まれた演奏が展開されました。
そして、そして、いよいよ、どんな形で登場するか、と期待の膨らんだ、ハシケンさんが舞台奥手から、なんかキラキラ光るような、演歌歌手か、民謡歌手のような着物で登場。”いとしいあのひと今いずこ”（ちょっと記憶曖昧）っというような唄（「まんま節」−ハシケンさんのオリジナルらしい）を披露。MITCHさんが、「千と千尋の神隠し」の”顔なし”みたいなお面をつけて登場したのはこのあたりだったでしょうか。
最後は、ステージがかなり明るさを増し、ハシケンさん、色と赤の渦巻きみたいな模様のシャツに白いズボンで再登場。また大熊亘さんも、クラリネットの素晴らしい演奏（場内から「シカラムータ」という声も聞こえた）を聴かせてくれて、そうハシケンさんのダンスも見られました。
そしてメンバーが引き上げたあと、会場からの拍手に、再登場したMITCH。「もうやることをみんなやってしまいましたので、あとやることがありません。次回の公演まで夢見ててください」という言葉（だったと思う）に会場から大きな拍手。これで、アルチューランは幕を閉じた。
と記憶を辿りながら、書いては見たものの、はたしてこの通りに話は進んでいっていたのか、自信はあまりない（はたまた夢であったのか）。
いずれにしても、緊張感あふれる、不思議な、そして魅惑的な世界を味合わせてもらったことに間違いはない。いったいこれは夢か、現実か、また、来年、来て確かめるしかなさそうだ（なんて書き方して締めくくっていいのかなあ）。
それにしても、橋本姉弟は．．．．．すごい。